今回のテーマ
月刊!スピリットで連載されている「映像研には手を出すな!」についてレビューする内容です。


超リアル思考の金森さやかによるマネージメント、水崎ツバメによるリアルな人物を描けるアニメーターと全員が、社会に出てもうまくやっていけそうな感じがするくらい能力に秀でてるわね、羨ましいわよ、背景描けるって憧れだわ
人物だって、立ってるだけじゃないっすからね。でも不思議・・・一番見ているはずの手が一番描きにくいんすもの、うちが描くとタコみたいになるし、漫画アニメやってる人すげーっすよね
すげー漫画家の大童澄瞳(おおわらすみと)
日本の漫画家で、東洋美術学校絵画科卒業後に独学でアニメーションを学ぶ。コミティア(同人即売会)にてスピリッツの編集員に声をかけられたことがきっかけでデビュー作の「映像研には手を出すな!」を世に生み出すことになる。
このアニメ・漫画の何が面白かったか個人的な感想だけどこんな感じね
この作品の魅力
- 萌えとは程遠いがキャラデザが個性豊か
- 映像研がメインだが、芝浜高校自体が特殊で部活動が良い意味でも悪い意味でも盛ん
- 日本を舞台にしているが、ジブリ作品のような(近未来的?)独特な街並み
- 多種多様な人種が通っている
- 浅草みどりのように、知識や技術など突き進んだ行動力はあるが肝心のコミュニケーション能力が低い
- 反面、金森さやかは利益が出る行動と言いながらも彼女を見捨てずにサポートする懸命さを魅せる
- 水崎ツバメの世間からズレたような感覚を持ち合わせているが、観察力がずば抜けていたり意外にもお嬢様的なプライドの高さが妨害して、仲間と不和を起こすなどがあまりない
- BGMやSEなど収録されているものだけじゃなく、自ら取材して録音してきたり作り出したりと苦労部分がわかる
- 設定にこだわっているため、衣服や乗り物など違和感ないように打ち合わせて仕上げる濃密さ
- 百目鬼ちゃんを男の子だとずっと思ってた

今度はアニメや実写のほうのレビューね
アニメ版映像研には手を出すな!
- アニメーション制作会社「サイエンスSARU」
- 2006年に監督である湯浅政明・韓国出身のアニメーター兼演出家であるチェ・ウニョンと共に立ち上げた会社
- 湯浅政明は福岡県出身のアニメ監督兼脚本家・デザイナー・アニメーター
- 独特のパース(遠近法)で、キャラクターはシンプルにそれでいて動きが滑らかで殺陣など迫力あるシーンを描く
- クレヨンしんちゃんなど日常系から激しいバトルシーンに移った時など、明らかに違う手法になってるのでわかりやすい
- ケモノヅメ・カイバ・ピンポンTHEANIMATION・アドベンチャータイムなど
- チェ・ウニョンは湯浅氏が監督した作品に参加しており、上記の作品の作画監督や演出など携わっている
- ウニョン氏は「ピンポン」のエンディングアニメーションを一人で仕上げる敏腕っぷり
アニメ制作に欠かせない人達
- 脚本 木戸雄一郎 「Dr.STONE(二期)」「フルーツバスケット」「七つの大罪」など
- キャラクターデザイン 浅野 直之 「銀魂」「めだかボックス」「おそ松さん」「モブサイコ100」「うる星やつら(2022)」など
- メカニックデザイン 前場健次 「Fate/Apocrypha」「SUPER SHIRO」「犬王」 など
- メカニックデザイン 寺尾憲治 「マブラヴ オルタネイティブ」「かげきしょうじょ」「Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season」など
- 音楽 オオルタイチ 「キックハート」「私立恵比寿中学・キラキラネスキラネス」など
- オープニングテーマ 女性ラップデュオ「chelmico」が歌う「Easy Breezy」
- エンディングテーマ ロックバンド「かみさま、ぼくはきづいてしまった」が歌う「名前の無い青」
[へぇ~監督って「湯浅政明」さんなんすか。クレヨンしんちゃんで名前をよく見るっすよ
だから、なんというか素人ながらにいうの恐縮だけど、この作品におあつらえ向きって感じじゃない?
そうっすね、他のアニメと同じように良く動くし表情がコロコロ変わって見てて面白いし、また背景もすげーっすね。未来少年が劇中に流れてたけど、映像研の世界も似たような探検したくなるような街並みだったすよ
1週間ほど住んでみたいわね、のんびりしたい
えー、移住してみたいとかじゃないんすか?
すごい魅力的な世界だけど、数週間ほどで多分慣れちゃうのよ人間って。だからたまに行きたいなくらいがちょうどいいのよ、あこがれとしては
キャスト
- 浅草みどり 「声・伊藤沙莉(さいり)」「演・齋藤飛鳥」
- 金森さやか 「声・田中睦心(むつみ)」「演・梅沢美波」
- 水崎ツバメ 「声・松岡美里」「演・山下美月」
- 顧問の藤本 「声・井上和彦」「演・高嶋政宏」
- 百目鬼 「声・花守みゆり」「演・桜田ひより」
- 道頓堀透 「声・上庄美雪」「演・小西桜子」
- さかき・ソワンデ「声・小松未可子」「演・グレイス・エマ」
- ロボ研・小野 「声・小野友樹」「演・板垣瑞生」
浅草役の伊藤さん、特徴ある声してましたっすねぇ
実写版が反対にカワイイ感じになってて、どちらから入っても後でイメージ違いすぎて最初はしっくりこないかもね
そうなんすよね・・・可愛いんすよ。でも、浅草氏も金森氏も可愛さで見てたわけじゃないっすから、個性で見てたというか中身で見てたっていうか
実写版も割と面白かったけど、漫画アニメのどっぷりとしたアニメ作りにフォーカスあててほしかったなぁって感じね。変な部活推しや中々アニメ制作しないなどヤキモキする部分が目立ってたけど
でも、よく聞く実写化はコケるという感じではないんじゃないっすか?アイドル色が強いって感じはするっすけど
配役は結構おもしろいと思うわよ?特にソワンデ役のグレイスさんとか完璧じゃないの
褐色系の生徒会ってどうすんだろって思ったけど、色々活躍されてるんすな
ここが気になる映像研
- 謎の部活動が頑張っている(警備部とか実写版はさらに野球部が内野部・外野部とわかれてるなど)
- 漫画あるあるの生徒会の権限や影響力が絶大
- 何かしらで車などが水没しているが、ほったらかしになっている(排水機能が駄目で住めなくなったらしい)
- 浅草落下事件をテレビに売られたが、SNSで大荒れしそうな内容な気がする
- 読モで人気抜群なツバメの部活動に関して特にちょっかい出されない(ファンのマナーが良い)
- アニメ「SHIROBAKO」で同級生で作ったアニメの素人臭さがリアルだが、本作は発表作品全部出来が良すぎる。
- パイルバンカーを語る女性という新しい時代を感じた(ジェンダー云々の前にそんな人見たことない)
- 金森さやかという人物の重要さ。(特に実写版は苦労人っぷりが出ている)
- アニメ制作の話に、とあるお店が畳む時のリアルな現状を聞かされる
- 女の子お風呂シーンなのに、アニメーションを学ぶための素材に見えてしまう(浅草氏がお湯をかけられまくるとことか)
- とあるお店の件にて、すごく良いお店でもSNSなどで宣伝拡散など行わないと萎んだままと教わる
- 生徒会の圧こそ強いが、割と自由な校風。そのためか先生がちょっと押され気味(教科書通りの教育しか出来ないタイプ)



もっとこう、オタクちっくで小難しく専門用語が飛び交いまくる頭が痛くなるような作品をイメージしちゃったのよね
そこらへんはシンプルでわかりやすかったですね、アニメの爆発の演出とか勉強になるっすし教材として何度も見れるっすね
はぁ、ああいう学園生活送って見たかったわね
そうっすか?仮にそういう部活があっても結局見る専門にアタシはなりそーっすよ
映像研には手を出すな!を動画を見るには?
アニメ・実写ドラマ版・実写映画版が揃っている
マンガ読むなら?
その他の漫画読むなら?