モニカと画面越しの睨めっこしてたら、意外と面白い話など多かったドキドキ文芸部!プラス【DDLC ネタバレ】【結論・METAVERSEはひどい】

インディーゲーム(indie game)
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モニモニ ラプス クリスタ

2021年10月に発売されたサイコホラー型の「ドキドキ文芸部!プラス」

不吉なワードや、物語の途中でキャラクターが豹変したり、現実でも深刻な問題となっている「鬱病」、「依存」などもテーマに取り入れらている。

しかし、一週目のクリアまでたどり着くとゲーム世界へのメタ的な内容で、恋愛ゲームに対する一つの答えとして表現している。

ドキドキ文芸部!

恋愛ゲームの皮を被ったサイコホラーゲーム「の」皮を被った「純愛ゲーム」と評価される。

物語の入りやゲームキャラクターの造形が日本でよくみられるもので、

「ほんわかだけポンコツ気味な幼な馴染み」

「孤立しがちなツンデレ女子」

「没頭すると周りが見えなくなる大人しいめの巨乳娘」

ここで、不自然にも「ロングのポニーテールで文芸部の部長であるモニカ」のみが、攻略対象に入っていない。パッケージにもデカデカと描かれているし、メインヒロインのようなテイストにもかかわらず、攻略ルートに無い。

モニモニ

ギャルゲーをプレイしている人・・だけじゃなくとも「ゲーム」なのだからいわゆる隠しルートが存在して、全員攻略の際に彼女にたどり着けるというギミックが仕掛けられているかもしれない。

と、想像も可能だが皮肉にも彼女はプライベートシーンすらDDLC内では存在しない。

ゲオとかでたまたま「モニカ」可愛い!ってパッケージとって、家に帰って起動させてワクワクしながらプレイしたのにルートがないってなったら、ガチで怒ってもしょうがないものだが、残念なのがDDLCを作った会社に対してクレームが入れられない。

ダン・サルバトに確かにクレーム入れればそれで済む話だが、そちらではなくてDDLCというゲームを作ったであろう「METAVERSE」という企業に直接言えたらなと、クリア後に考えてしまう。

clip studioでラプスしながらモニカを描きましたサムネ絵に使用してます。素人描きなのでご了承くださいまし。

音楽にはFlehmann(フレーマン)様の曲をお借りしています。

ありがとうございます!

ゲーム

この世界はゲームの中のゲームである。

なので、序盤からそれを匂わせているし「サヨリ」が居なくなった後には露骨にそういう演出が現れる。

それは「ファミコン」「スーファミ」などゲーム機をプレイしたことあるなら誰もが体験するバグった表現。

ナツキ

テキストがはみ出たり、キャラが突拍子もないことを言い始めたり、先に述べたゲーム機を誤って蹴っ飛ばした時の自分の頭になかった音が飛び込んできて、一時的に思考がフリーズするアレのような気持ち悪さを感じる。

女の子が不幸な目に遭うというのは、サイコホラーを謳っているので皆が身構える。

猟奇的なことが起こるのか、自分を痛めつけたり誰かを傷つけたりするのか?など「ドキドキ」するような内容だが、

モニカ

それをゾンビ映画ならゾンビに襲われる人々を見る。ジェイソン出るなら逃げ惑う人々を見るなどそういった面で「楽しみ」にしている節はあった。だが、何が起こっているかわからない不気味さ、認識し難い「ナニカ」に迫られた時。

同じインディーゲームのこの作品は、精神世界をぐるぐると延々と彷徨う内容で残酷な描写があるにはあるが、いつ終わるかわからない、何が起こってるのかさっぱりわからない。

悪く言えばお化け屋敷を彷徨うホラーゲームのこの作品。目に見えない「ナニカ」に迫られるがいつ来るのか、全くわからずに進むためホラーというテイストは、視認できず想像がし難いものこそが演出として正しいと個人的にプレイしてわかる。

バイオハザードなどは確かに怖いが見えるし戦えるしという点で、ホラー感はだいぶ薄い。

ナツキ

これらの演出は、モニカが裏で色々とゲームデータを弄くり回した結果であり、本来はここまで大袈裟なものではない。のだが、根本的に、

「うつ病抱えた今にも命を断ちそうな幼馴染」

「虐待を受けていて、親の言うことを聞かないと自由が無い同級生」

「リストカットなど自傷行為をすることでリビドーを感じる優等生」

の問題を主人公がどのようにして解決していくかがゲームの見どころなのだが、結局この問題は全く解決できず、ある意味彼女たちは延々と苦しむことになるので、モニカのデリート騒ぎもあながち「非道」とばかり捉えられない。

仮に主人公とカップルに成就して、上記の苦しみが解放されたとしてもおそらく、恋人にならなかった娘そのまま大人になっていくような気がする。(ゲームによっては全キャラの問題を解決してから、恋愛に移る場合もあるが)

ホラーゲーム

ユリの改変されたきつい言葉だが、人によってはギャグにも感じるし、不安に感じさせるワードだし、同じワードなのにどちらにも解釈することができる言葉の怖さと言うものが出ている。

恋愛ゲーム

ラストにモニカが「ファイナルファンタジー5」のラスボスであるエクスデスのように、「無」の世界に誘った時のシーン。

画面越しにモニカと見つめ合うだけで、一方的話しかけられる。

テキストの量も多いわけではないが、意外とセリフが多かったりするのでモニカ好きは黙って話を聞こう。スキップしようとすると注意されるし、セーブロードも無駄だと止められる。

何箇所か気になったフレーズをピックアップして回答してみる。(劇中はこちらの返答が全く出来なので)

・可愛い恋愛ゲームの方が好み

普通の特徴のない人の恋愛見てもしょうがないのも事実である。リアルならそういう「取り柄」なさそうなというのは共感得られそうだし、生えるかもしれないが、二次元は結構高望みしてしまう。

そのため、キャラ造形も美男美女、そうでない場合でも好みになりそうな顔を選んでパッケージを取る。様々なジャンルがあるが、ツンデレ好きでもこの制作者の作り方は好きじゃないとか、ヤンデレだけど病むだけでデレが全くないなど、個人の好き嫌いも出てくるがやはり見た目から入るでしょう。

モニカは形が違うヤンデレ気質で、ユリがナイフを持って自傷行為こそするが「恋人にしてくれない」のなら、○んでやる!というテイストじゃないのが興味深い。

モニカ

・モニカはTwitterをしている。

ゲーム内でフォローしてねと言ってくる。一枚絵しかないことをついボヤくモニカだが、プレイベートイラストなど髪下ろした姿など披露している。

モニカ

・モニカはベジタリアン。

彼女どころか食に関して発したのは、サヨリとナツキくらいでありまともに会話したことがない。

家畜に対して思うことがあるのと、もし「植物」にも痛いなどと言う感情があるのならと言う話で人間の身勝手さとに関して説いている。サルバトさんの意見が思い切り見えてるようにも感じる。

モニカ 専業主婦

・専業主婦への憧れ

お母さん食堂など例にも出ている女性だから家事しなきゃならないなどの訴え。

性別により役割が決まってるかのような表現は、自分なりにも曖昧であり父親だから、こうあるべきだ!母親だからなどの理想像を強く訴えすぎてるのかもしれない。

かえってそれが自分を苦しめる形になってるようにも思える、男なら女ならにまで伸びて決めつけられると尚更、自分というものが否定されていくようにも感じる。

お母さん食堂を決して、女は家事などしていろ!などという強制的な意味じゃなく、昔から馴染んできたもの優しさを伝えてきたつもりが裏目に出るほど、今の考え方は多様化している現れだが、日本じゃまだまだ難しいのかもしれない。

モニカ

・いつからこの世界は日本だと思ってた?

登場人物は日本人名でモニカは帰国子女というテイ、学校も市立の学校で裕福な家庭で育っているという見方。

だが、やはりずっと日本に住んでいて教室の描写がアレ?って部分や、住宅ってこんなだっけ?という違和感はあるがイラストレーターさんの腕次第なところもあるので、パースがおかしいとかそういうのは野暮だ。

逆になぜアメリカ生まれの作品なのに、あちらのスクールが舞台じゃないんだ?って思うくらいだから。

モニカ 学校

POPもまるで伝票のように貼り付けられている、そして後ろに黒板がないし机の数にしては、後ろの棚の数も少なく感じる。極め付けは、用具入れだ。

あのスペースが各々教室に配置できるような広さは見かけない。大体、鼠色のロッカーがポンと置かれているがベターだし、むしろあのスペースが欲しいくらいだ。

モニカが自宅に帰っているけど帰っている感じがしないのはCGが無いので、彼女が画面から消えると本当にどこに行ったかわからない。ポケモンのボールの中に収納されて必要な時だけ出てきてね?って考えると不便な話だ。

「彼女は、前にディベート部を務めていて面倒見のいい人」くらいのデータしかない。

wikiに書こうものなら数行で終わるモブなのだ、モニカは。

モニカ お悩み教室

○にたいと思ったことは特にないが、自分の生きている価値というものは本当に何もないとは思っている。誰かの役に立つことが何一つないとすら思っているし、行動により他者を助けることができるなんて思えない。

異世界転生のように別世界で活躍を夢見るが、何もできずにいるだけで変わらないのだろうなと思っているので、かのようなテーマの作品は好きになれない。異世界モノ自体は好きだが、自分のような平穏に過ごしたやつが向かって大活躍など、受け入れ難い。

モニカは経営、コミュニケーション、心理学など学べるところは学んでいき将来の夢を語る。

一度決断下したものは、どこか冷静でサイコパス的な感じだろうか?

モニカ ラップ

二回目いの詩を発表した時、いつもと違う「リズム」で表現した内容だった。

モニカらしさもあり、意外と面白く読めたがテキトーな言葉を羅列してるように見えるラップだが、相手とディベートするためのモノをよく知っていなきゃならないし、頭の回転も試される。

見た目や行動が「軽く」見えるだけで、表現力を高めるためにはなかなかに良いスポーツなのかもしれない。

モニカ

・まるで「たまごっち」のように連れ歩くことができる。

暗殺教室に登場する「律」というモバイル化してスマホなどから会話できたりする人口AIだが、確かに彼女のようにいつでも一緒で、いつでも会えるという形が叶う世の中なら面白いかもしれないが、人間が人間に愛情も性欲も沸かない、興味がなくなるなど怖い想像もできる。

ポケモンGOで、相棒ポケモンをこう言った形で遊んでいるんだなぁと案外「美少女」じゃないだけで、全くやってないわけじゃない。

恋愛ゲームの「ラブプラス」のようなものが究極に進化したなら、訪れる未来かもしれない。

モニカ お悩み相談教室

・些細なことで崩れるイライラ

ここまで良い調子できたのに、変なことを言って相手の機嫌を損ねて今日全てが台無しのように感じる。それまで、今日は良い1日で最高!とまで思ってたはずなのに、別な空間で知らない次元に迷い込んだのか?というくらい落下していくこともある。

一万いいね!もらったのに、バッドボタンが数個あるだけで潔癖症のようにまるで気になる。

褒められてるはずなのに、拒否られている方が受け入れられてしまう心理。

SNSで気軽に評価ができる分、その感情もどこかいい加減でグッドボタンやバッドボタンが永遠に好きになれない理由。

モニカ アイラブユー

こういう嬉しい発言をしてくれるモニカだが、悲しく思うのがここでテキストが最初の方に戻ってしまった。彼女がゲームキャラクターを飛び越えてプレイヤーに好意を持つという悲恋。

だが、それもこれもそこそこのいい歳した大人が作り出した虚像。

どんなに好意を持ってもいつかは、自分らが「デリート」しなくてはいけない日が来るだろう。

関係ないけど、アニメ勇者特急マイトガインのラスボスのように自分がメイキングした世界だと、堂々と出たはいいが、結局ラスボス自身も誰かに作られた存在と悟り消えてしまう。

基本的に明るい作品なのだが、ラストに唐突にこういう表現したことにより「ホラーじゃないのにホラー」みたいな感覚に囚われる。(物語自体はハッピーエンド)

なので、彼ら彼女らを作り出した高次元体の奴らを、ボコボコに出来たらいいなという感想で終わります。(それが出来たのがスターオーシャン3だが、殴っても解決したかは謎)

ドキドキ文芸部!プラス好評発売中・ゲームソフト

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