意味怖と文章や画像などから何気なしに与えられた情報を元に推測するととても怖い結果が待っている。
日常的なものから非日常的な不可解な現象まで様々なお話が登場するこのゲーム。
クイズ式で、問いに対して的確な箇所を選べば良いだけのプレイ自体はシンプルなもの。
画像引用元→myNintendoStoreより
ホラーゲーム好きの実況者がこぞってプレイしているため認知度も高く、様々な憶測が飛び交うようなお話が盛りだくさんだがアプリ版はしょっちゅう広告が入るため致し方ないとはいえ、評価に響いている部分もある。
全く関係ないが、アプリ版のアイコンにもなっている黒髪の少女と相性抜群の黒ストを着用と製作者さんの目の付け所にナイスと賛辞を送りたい。
画像引用元→GooglePlay Storeより
今回は、ゲーム実況者のフジ工房氏の動画を見ての感想交えて意味怖についてあれやこれやと考えてみる。
それだけのブログ。
2022/0708 Youtube 意味がわかると怖い話「極上のステーキ」より
様々な実況者にて判明した事実としては、大体「肉」や何かを食わせようとするパターンは人の肉になるお約束パターンがある模様。
自分が食べようとしたカレーやシチューが実は身近な人のなど、ホラーだが怖いというより気持ち悪さが優先されたジャンルが違うホラーで、この手は前作が雪山にあるペンション内での殺人事件から、次回作では虫に支配される怨霊に祟られるなど方向性が全然違う「かまいたちの夜」で経験したことがある。
ビデオレンタルでホラー映画と言ってもゾンビもの、恐ろしい動物、悪霊や宇宙人、人間自身がホラーとジャンルがたくさんある。

意味怖の場合、実況者が「へ?」と首を傾げるようなシーンがたびたび出てくるが、今まで身近なホラーだったものが急にSFチックなものや、唐突な世界観についていけない部分があったりして、どう反応すれば正解なんだろうと悩ませる。
今回のフジ工房氏の動画では「子供が酷い目に遭う」などと言った流せないものはとことんカットしている。BANも怖いが、視聴者配慮をしっかり考えられていて感心する。
意味怖ミステリーの絵柄があえて人相を分からなくした、ぼやっとした感じのイラストなので怖さと狂気さが増している。
しかし、イラストの雰囲気は良いのだが、どデカいヒント(壁にドンと飾ってあったり)とかワードやExcelで見たことあるようなセリフの吹き出しについてはなんかホラー感が薄まったような気もする。
やっぱり肉が出ると・・・
画像はAmazonから
ゲームのステージ7のお話「お味はいかが?」より
このお話はイラストはスーパーの一角を描いたものだが、奥の厨房スペースにて人がミンチ機にかけられている姿が見えているという衝撃的なもの。
なんであの高さに機械設置されていて(解体ショー?)、外から見えないのであろうマジックミラーのようになっているかは甚だ疑問だし、そもそもなんで人間とはいえ服着せたまま機械にかけるんだろうかという杜撰さも残る。衣類が挟んで故障の原因にもなりそうだが、どういうことだろうか?

うっかり割引シールなんて貼られたら死んでも死にきれないくらいだ。俺を半額にすんな!!!

正解は、事故によって犬神家のポーズでミンチになってしまいそれがパッケージ化されて陳列されてしまったというもの。店長らしき人物が慌てて回収しようとしているが、時すでに遅し・・・という怖い話。
肉の解体機にうっかり触れてしまい指を破損する事故などの話はよく聞くが、あそこまで豪快にシュートインする人も珍しいし何故に解体後の姿を違和感なくラッピングしてシールまで貼って陳列するまでの作業行けたんだろうか。
・・・この従業員は嫌われていたの
影が薄いと言われたバスケ部員よりも影が薄すぎてパイルダーオンしても誰に気づいてもらえなかったなど推測できる。
この人の無関心っぷりがこの話の最大のホラーなのではないだろうか?
(絵的に見えるように配置されたのはわかるが、なんであんな高い位置にミンチ置いたんだろうって面白さを優先して見てしまうホラーを楽しめない悲しい性)

このゲームの語り手って不幸な目にあって幕を閉じることがあるのだが、一体誰が語って解説しているのか?
あの黒ストが似合う女性の想像や妄想の世界を語っているだけと考えるべきか。それとも死後の自分を語っているのか。
人が人を喰らうことへの忌避、そして憧れ?

人間は食べると美味いのかまずいのか。
この問いに真っ先に出てくるのはジョジョの奇妙な冒険に出てくる「ミスタ」の答えだ。
あくまで肉食動物と草食動物に分けて考えた考えであり、ベジタリアンやヴィーガンの人たちはどうなのだ?など答えの出しようがない疑問は残る。
豚肉や子牛の間のような味と記述があったり、ベーコンと認識されたりと意外と普通に動物としての肉として調理可能だそうだが「プリオン」と呼ばれる感染症因子により脳神経細胞に障害が起こるなど「バチが当たる」可能性が高いとある。
ゲーム内であっさりとフジリュー版封神演義のハンバーグ事件みたいにポンポン出てるが、そんな単純なものじゃないというのも覚えておいた方がよさそうだ。
海外では他人を食べるなどの行為はできない代わりに自分の足の一部を使って、再現しようと頑張っている動画がある。
話は戻してステージ11の「極上ステーキ」というお話
実況者がこぞって人肉だろ!ってツッコミ(合いの手)を入れたくなるわかりやすい題名。

参加者が目隠しをして「とあるディナーに参加する」という内容で、ゲームイラストには笑顔の仮面をつけたタキシードの案内人と、目隠ししたまま座席に座らされているゲスト、そして壇の上にはギロチンという悪趣味全開な光景だ。
最近では仮面ライダーアマゾンズくらいしかギロチン見てないくらいなものだが、人によってはVガンダムで見たかもしれない。
(画像はAmazonより)今度発売されるタクティクスオウガリボーンにも登場するので、是非とも見ておこう。
話は逸れたが、この話は裏サイトで参加者を募らせ、集められた参加者のうちランダムに斬首刑にかけられその後ステーキにするという、手間がかかりすぎな話。
ギロチンは貴族のみに与えられた処刑法らしく、察するにこのショーに参加したものたちはお金持ち、上流階級の者たちなのだろうか?
解説に自分が食材になるという恐怖とスリルを味わうためと書いてあり、なんでも上手くいっているが満たされていない人たちが参加している・・・と考えてみた。ある種韓国ドラマ「イカゲーム」のような犠牲の上に成り立つ何かを求めてフラッと応募してしまう。
これだけの大掛かりな舞台装置、死体処理、あろうことかそれらを食べさせるなど汚い話だらけだ。
不思議な話が多い中、どこか現実味があってありえなさそうに見えて、もしかしたら?と感じさせる手短ながら面白い話だと思う。
ギロチンを持ってくるスタッフとか後処理担当の愚痴りとかメンタルが壊れてそうだけど・・・
(このバイト時給良いんだけどさぁ、もう普通の生活じゃ満足できなくてさぁ)

インターホンの音ってなんか怖いって思う気持ち、すごくわかります。
今回は編集が凝っていて優しいツッコミをする「フジ工房」氏の動画を見て、ホラーって面白おかしくできるんだなぁと再確認しています。
この手のゲームはネタバレによりホラー感がますます半減してしまうけど、実況者や観覧者など色々な考えで観て一緒に考察してあーだこーだ言いながらコミュニケーションなり取っていくのが一番良いかと思います。