※インディーゲームプレイ第10作品目くらいのレビューブログです。インディーゲームは色々な国や個人の考え方表現力など楽しめて、様々なブランドが開発するものとは違った独特なものは自分にとっても良い発見になるし、これからすごいゲームを作ってくれるかもしれないというワクワク感も高まります。マインクラフトのような爆発的な人気になるかはわかりませんが、応援の気持ちを込めて購入プレイそしてブログにしています。
#ネコミミモード、ジラフとアンニカとは

ゲーム作家やデザイナーとして活躍されている斉藤敦士さんが設立したAtelier mimina (アトリエミミナ)からお送りするハートフルアドベンチャー。
UnrealDevGrants(アンリアルエンジンコミュニティに価値ある貢献をした優秀なデベロッパー(開発者)に対して賞金が受賞される)とTGS2017電撃アワードインディーズ部門で大賞を獲得している。
(このTGSにてアンドロイド視点で進行し人によって全く異なるストーリーを展開するDetroit become humanがエントリーしている。)

牧歌的でジブリ作品のようなどこかに迷い込んだ異世界体験。小さな島を舞台に様々な遺跡を調査して手がかりを探し、この世界の謎を解いていく。
猫耳の少女アンニカは記憶を失っていて、なぜ家の前にいたのかすらわからない状態。プレイヤーは急にこの世界に来たような演出で、右も左もわからないまま進むことになる。

要所要所に漫画のコマで進行され、これはこれで楽しめる構造なのだが可愛い絵柄でイラストも良いのだが、声がついてくれたらさらに盛り上がったんだろなというインディーゲームゆえにそんな贅沢な話だが、のちに出てくる女性などキャラの濃さゆえに欲しかったなと感じます。

最初は三つのダンジョンを探索して、奥の方で宝を獲得持ち帰るという流れ。ゼルダの伝説のような感覚だが、「濃い謎解き」はそんなにない。どちらかというとテクテク歩いていく方が多い。やり込み要素としては隠し宝箱があったりするのでコレクション要素がある。後半の展開にもつながるので意外と宝箱をあけとかないとならない。

元気一杯の女の子に対する、タカビー(古い)なライバルのリリィが登場する。色々な作品でこういったライバルの方が好きだなぁという思う自分がいるが、その正体を知ると少し切ないものを感じる。

リズムアクションというジャンル名があるように、ボス戦は飛んでくる弾などをうまく合わせて弾く形。テニスで打ち合ってるかのような小忙しさだが、多少ミスってもクリアは可能な親切設計。
むしろダンジョン攻略の方が長いため、ボス戦が割とあっさり目に終わってしまい再戦もない。

クリア時間も普通に1日程度で終わるくらいか。ほのぼのとした世界観で獣人たちと一緒に探索したりと楽しい雰囲気だが、世界の秘密とリリィやジラフの謎により少し物悲しさも感じられ、明るくとも少ししんみりした心に残る作品。
#ここからはネタバレありきの独自感想

#ジラフの存在
タイトルにも名前が使われているジラフだが、これといって活躍しない。終盤にこそ彼がなぜか様々なことに関われないかという理由が判明するがプレイ中だとただ横から知恵を出してくれるだけの人でしかなく、ほとんどのことがアンニカしかやらないので「なんのために」いるのか若干よくわからないところはあった。(子ウサギ探しなど一緒に探しにいくが結局全部アンニカが見つけることになるし)
彼はいわばイレギュラーの存在のため、本来はこの世界に関われないため無理矢理存在するようなものなのだからしょうがないといえばしょうがないが、もう一人の主人公的な立ち位置にいるから期待する目が向けられるのもしょうがない。
#いっそ、わざと溺れて戻ってしまおう

溺れる回数が多く(個人的に)、雑魚敵の被弾も必ずというほど喰らってしまう。隠し宝箱がこういった潜る場所にあったりするので、序盤のステータスだととてもじゃ探しきれない。
やられても特にペナルティもなくその手前でリトライする親切設計ゆえに問題ないのだが、アンニカが傷だらけで色々心配になるレベル。
#狙いが見えない!

最も最難関は溶岩地帯のトロッコ。前のキャラクターが銃を持って障害物を狙撃して突破というシンプルなものなのだが、問題はその前のキャラおよびアンニカが邪魔で見にくい。体力がなくなると最初からなので極端に難しいわけじゃないが少し煩わしい部分。
#時間通りに!!

このゲームを手早く攻略したいと考えるなら絶対に見逃せないポイントのモノレールの時間制限。ここもゼルダの伝説ブレスオブワイルドで見られた時間の進みが早く、1日があっという間に終わる。最後のダンジョンに挑もうと駅に到着するが時間指定されており、なおかつ乗車チケットが必要でありチケットの場所が隠し宝箱を開けた数による景品で取りこぼすと過去のダンジョンを潜ることになる。
取得したら時間通りに行かないと速攻でいなくなってしまうため、ここの時間をうまいこと調整しないとタイムアタックが狙えないプレイヤー泣かせな仕様。待合室で待ちぼうけを二回もしてしまったなかなかに思い出深いものとなった。
#個性的なキャラクター

うさぎの一家、芸術を作っている鳥オカーノ、天体望遠鏡で星を観察している人間のトマ、同じくそのトマを甲斐甲斐しく見ているマリーなどファンタジックな世界観にふさわしい愛らしいキャラクターたち。
ここで人間二人(トマとマリー)の正体が、アンニカとかなり深い関係だがこの世界の成り立ちを見るとこの二人の出会いを考えると何か不思議なものを感じます。初めての出会いはこういう感じだったんだなというほっこりした話。ネタバレがっつり書くつもりだったが、遠回しにしました。
#高飛車魔女

リリィの正体はクリア手前で知ることになるが、この発言からするとかなりのハツラツとした性格だったんだろうと推測する。そうなると落ち着いた人になったんだなという印象だ。
他の作品のプライド高いライバルとか気がついたら、そうなってるかもしれない。人によっては衝撃を受ける可能性大だが、個人的には「ガンバスター」のあの人思い出すような感覚なので面白いと思った。
「寂しいあまりにこんなことになってしまったんだな」と、しんみりな話でもありますね。
#ジラフとアンニカはつまらない?

この作品をGoogle検索すると下にすぐワードが出てくるが、ファンタジー作品として面白かったと個人的な感想。上記のなんか気になるポイントこそあったが、インディーゲームとして楽しめてれば十分だと感じます。次回作がもし同じスタイルなら、リズムバトルを一点アングルじゃなくて様々動くように演出したりと見応えあるような仕上がりだと面白さは変わるだろうしこれから進化するのでしょう。
インディーゲームの絶賛されたゲームも不親切なところ見られたり、個人の我が強すぎてメッセージが伝わりづらいというのもありました。このゲームはコミック漫画風にわかりやすく小難しいワードなども出さずに世界観を現していて誰でも遊びやすいようになってました。音楽も雰囲気に合うものばかりなのでただただ「ゲーム散歩」するだけもいいかもしれない。
#ジラフとアンニカの色々

#北米版

#過去にプレイしたインディーゲームたち

クリア時間にかかったのは宝箱空けとうさぎ探しと、モノレールに思い切り時間取られたからっす!!(怒)客いないんだから停まってていいだろって突っ込んだ。