
Aをつけたら、青森(AOMORI)になるじゃん♪と、なんか運命的な出会いをしたインディーゲーム。
登場したのはちょうど1年前の2020年12月25日、クリスマスと家族も友達も恋人よりもゲームをしたいというプレイヤーには、興味惹かれる気がします。

さっそく「OMORI」を紹介するわね。
OMORIとは?
アメリカのアパレルブランドおよびコンピュータゲームデベロッパーの「OMOCAT」
開発者のあだ名だったようで、今ではstudio全体を指す用語に生まれ変わった模様。OMORIは元々webコミックであり、その物語をベースにしてゲーム化したのが本作。

個人的にプレイして思ったのが、グルグルなどで知られるエトウヒロユキの昔の絵のような印象で、糸井重里のMOTHERシリーズのような不思議な世界観であり、上記の画像からもほのぼのとした雰囲気が漂っている。女性作家さんの優しいタッチが独特なところもあるが、非常に可愛らしい。
ところが、このゲームを始めた際、

どこかでデジャヴを感じるのだが、最近そういったゲームやった気がする。
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ドキドキ文芸部の方は、鬱病やリストカット、家庭内暴力に悩まされたりする娘と関わっていく「はず」の物語。
ネバーエンディングナイトメアは、過去の贖罪と鬱病による影響で延々と悪夢の中を歩き回る救いを求めていく物語。
過激な描写こそあるが、そこまでホラーゲームのようなグロテスク描写はあまりない。
精神的恐怖を起こしてプレイヤーを不安にさせるような描写が多々あるが、これも個人的見解でそれらから回復した人だからこそプレイしてほしいという気持ちである。
(精神的不安や情緒不安定、自律神経失調症などに陥った場合、そもそもゲームする気すら起きない。自分もメンタルやばくなったとき、好きなゲームやアニメすら出来ずに、散歩や銭湯など出来るだけ気持ちを回復できるように務めてきた。絶対とはいえないが、ゲームでストレス解消をするって自分には出来なかったです)

パソコンの横で仰向けにぼーっと天井を見ている少年が主人公「OMORI」である。ホワイトベースと呼ばれる空間で不自由なく過ごしてきたが、何かを思い出したかのように起き上がり光のドアを潜り、そこにいる友達と不思議な世界を冒険する。

サイコロジカルホラーと称されたゲームでRPGのジャンルは実は初めてのことだった。戦闘も独特で画像に見られるトースト状態が、HP0の状態と海外の人になんで?って聞かないとわからないネタが早速出てくる。
TOAST=破滅というスラングがあるらしく、海外の映画でも字幕版でよくみられるらしい。意味調べてもよくわからなかったが、数えきれないから?ってことだろうか。(不可算名詞だから「a toast」とならない)
そして、このゲーム独特の感情によるステータス変化。

喜び状態(にこにこ→るんるん→さいこ~)
ハッピーな気持ちになると素早さやクリティカル率が上昇する・・のだが命中率にムラが出来てしまい外れやすくなる。
怒り状態に強く、悲しみ状態に弱い
悲しみ状態(しょんぼり→どんより→がっくり)
陰鬱な気持ちになることで防御力が上がる反面素早さが下がってしまう、さらにダメージを受ける際にマジックポイントに位置するジュースが肩代わりしてくれるのでタフになる。
喜び状態に強く、怒り状態に弱い
怒り状態(いらいら→むかむか→ぷっつん)
怒りによって攻撃力が上がるが、防御力が下がってしまう。ぷっつんするとものすごい顔になる。
悲しみ状態に強く、喜び状態に強い
といった三すくみがあり、他のゲームだとバッドステータスで何かしら症状を回復させないといけないが、「OMORI」だと時にはわざと怒らせたり、悲しみ状態でがっつり固めたりと戦略のかなめとなっている。
恐怖状態(びくびく)
味方側だけのバッドステータス。苦手な敵に遭遇した際などに起こる状態。強いてあげるならドラえもんが「ネズミ」にあったら何も出来ない状態みたいな感じがわかりやすいかもしれない。

独特な世界感ゆえ、MOTHERシリーズやアンダーテールなどのような世界観が好きな人には入り込みやすい世界と思われる。
そのアンダーテールといえば、トビーフォックス氏が「OMORI」にて音楽を提供しているとのことで、今絶賛プレイ中で彼の音楽は非常に好きなので出会うのが楽しみである。

あずまんが大王とかなんか昔のアニメで見たことあるような猫が良く出てくる。OMOCATって名前が使われるくらいだから猫好きなんだろうか?
その製作者様が、ドキドキ文芸部!にて参加されていたりとインディーゲームはインディーゲームで色々繋がっているんだなと、微笑ましく見ている。
ともかく、この「OMORI」はストーリーが非常に評価されているのでちょこちょこと勧めて行こうと思います。
次回「OMORI(ネタバレ含む)プレイ日記」

なかなか音楽や雰囲気がいいわね。気に入ったわ。サイコロジカルホラーだろうとなんだろうと、やってやるわよ。
AOMORIでOMORIをプレイする日記。個人的に先入観強めで行くので、「なんでそういう解釈なるんだよ!」って突っ込まれるかもしれませんが、そんなもんです。
余談
自分はsteam版でプレイしてますが、来年(2022年)の春頃にNintendoswitch版が登場するということなので、パソコンを持っていない人は楽しみに待つべしです。