
2021年11月19日
ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド シャイニングパールが発売された。
2006年、15年前にニンテンドーDSにて登場した作品のリメイク版で通称「ポケモンダイパ」。
北海道を舞台にした広大なマップであり、ポケモンの関東地方をベースにしたカントー、関西の大阪・京都あたりなどをベースにしたジョウト、九州地方をベースにしたホウエン。
発売されたポケモンシリーズの中では一番大きな舞台であり、とても短時間で歩いて横断できるような距離じゃないし、雪山を軽装で登ろうとする姿もあったりと過酷さもあらわれている。
2年後にはアッパー版のポケモンプラチナが登場し、今風ならサンムーンにおけるウルトラ版のような立ち位置だ。自分はこのプラチナ版を「ついこの前」クリアし、ポケモンをHOMEに移したばかりなのだ。
今と違って、いったんBWに連れて行ってからじゃないと迎えられないという手間があるが、この頃のギラティナが欲しかったり、三湖いわばUMAを揃えたかったという願望があり、BWおよびBW2と一気に買い攻略した。

ポケモンリーグが現実だと「根室」から国後島へ渡りチャンピオンロードを通って挑むことになるが、主人公がだいたい千歳市あたりから浜頓別町(キッサキシティのあるあたり)をいったりきたりと、距離にしたら凄いことになっているがともかく、ポケモンリーグ(だけ)に挑むための過酷さは随一だと思う。
広大なだけにポケふたの数もかなり多く。
ロコン、アローラロコン、キュウコン、ミルタンク、タマザラシ、ユキメノコ、マニューラ、パルキア、ヒトツキ、メリープ、ポッチャマ、カチコール、ムクホーク、ワカシャモ、コオリッポ、ナエトル、エネコロロ、ディアルガ、バリコオル、ジュナイパー、ドロバンコ、ヒメグマ、オムナイト、ズガイドス、キテルグマ、マーイーカ、ミブリム、バニプッチ、ウリムー、ヒコザル、ルガルガン、トゲキッス。
ちなみに青森県は現在キャモメ&イシツブテ。ナマコブシ&バチンウニ&ユキハミと可愛い三連星を設置させて頂いている。
ポケふた全国マップ
https://local.pokemon.jp/manhole/desc/158/
北海道のポケふたには8割以上がロコン、アローラロコンと組み合わせたデザインが多く。シンオウ地方=ロコンというイメージが出来上がっている。キツネだからかな?
ところがシンオウ図鑑にはロコンの姿は無い。馬の牧場が多いからポニータはしょっちゅう出てくるのに、ロコンはまったくというほど見ない。

ダイパのリメイクなのだから原作通りで当然問題ない。のだが、こんなにロコン推ししているとは思わなかったのでギャップにちょっと突っ込んでしまう。

北海道で「ロコン系」が制覇できるようにガンバリマショ!というか、そもそもにダイパって炎系が少なすぎるので、ロコンいれてやっても良かったじゃないという愚痴もある。かえんほうしゃを使った覚えが無いのだ。
▼ポケモンダイパリメイクのここに不満だ
一般的にあがっているとすれば、
・バグの多さ(壁抜け進行不可やブルースクリーンなど)
・二頭身へデフォルメされたデザイン(古き良き演出がいまひとつ)
・リメイク作品だが実質は、リマスター版。(ORASのような追加されたものが少ない)
・背景などのグラフィックへの評価もいまひとつ。
など見られる。
進行不能バグなどこれほどの、有名なゲーム会社が提供するのはいかがなものか。仮にデベロッパーが不甲斐なさで丸投げしていた、険悪な仲であったとしてもプレイヤーはそんなことどうでもいい話だ。
とはいえ自分はほぼ遭遇していないので幸いだ。図鑑がもう少しで完成とかゲームクリアとか、そういった目前でやられたら同じように怒ってただろう。

ちびキャラになったデザインは割と好きで可愛いキャラはそのまま可愛いが、悪役も可愛いままなのでたしかに「あくどいこと」やってんなって割には見た目で損している部分はわかる。

とはいえ戦いの場では普通の頭身に戻るわけだが、そこまで違和感あるようなほどでもない。
ただグラフィックの出来は剣盾に比べてると落ちているなど評価が見受けられたが、味音痴で見た目音痴な自分にはあまりそこまで意識していない。背景なども同様だ。

むしろこのサイズのマーズがめちゃくちゃ可愛いから、突き詰めろ!とすら感じた。

ポケモントレーナーのグラフィックもだし、戦闘フィールドは雰囲気ともども良いと思っている。

ジムリーダー戦など照明機材とか配置されていて、まるで撮影されているような舞台の上で演じているような豪華さでフィールドのマップは簡素だが、戦いの方に力入れているのは個人的良し。
(どっちも本気出せってなるけど)

そりゃ停電するだろってくらい、凝った背景。

ピアノの音楽から入りどこか幻想的な雰囲気を漂わしていたが、サイバーチックな背景と黒を基調とするシロナに見合った最終バトル。
バトル面に対してはそこまで評価を落とすものは少ないが、四天王戦とシロナ戦でえげつないほど難易度が跳ね上がるので、アイテムなどの下準備、全体レベルの見直しなど徹底した方がいい。
DS版をプレイしている知識も手伝ってか、図鑑埋め(だけ)を徹底しているのでトレーナー戦は全部戦っている。
全体的に60以上に仕上げていけば問題ないと思ってたし、わりと道中が緩かったので今回のポケモンって昔に比べたらだいぶ難易度下げたんじゃないか?って思ってたら結構やばかった。
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▼追加要素の薄さ、キャラクターは相変わらず薄いまま

初代ポケモンからプレイしている人は、ジムリーダーですらも一般モブのように通過点としか見ておらずキャラの掘り下げはゲーム中に期待していないところがあった。
だが、アニメで「タケシ」「カスミ」をはじめ様々なジムリーダー達がドラマを形成するゆえ「ファン」が出来上がり、シリーズが進むにつれ濃くなっていく。
見た目や中身も問われるが、主人公達が知らない意外な人間関係などもフューチャーされたりするが、今作ではあまり期待できない。
ここ最近、ポケモンマスターズや地上波アニメ以外にも、主人公以外のキャラクターがメインの話があったりとポケモンだけじゃなくて人間側もしっかり描かれていて、それぞれのファンに応えていると思ってたが、そういった面では今作は残念に思う。
サンムーンや剣盾から入った人たちからすると、肩透かしするかもしれない。

秘伝技がポケッチによりいつでも実行可能な状態で、ポケモンに技を覚えさせる必要が無いと便利になっていき「旅ポケの自由」な構成ができる。
その際に、いあいぎりやなみのりなどクリアまでに必要なスキルを実行するのが、「ビッパ」および「ビーダル」が担当する。ポケモンGOでもビッパのイベントが組み込まれていたが、こんなに北の大地で大活躍する姿を見られるとは思わなかった。
序盤で活躍した後、他のポケモンでクリアを目指そうとするプレイヤーは多いと思われるが、影ながら我々の旅を見守ってくれる神様のような存在となったのだ。ダイパリメイクの癒し担当といってもいい(たぶん)

もう一つありがたい要素といえば、ポケモンの連れ歩き。金銀リメイクでもあった後ろトコトコ連れて歩く要素であり、愛着あるポケモンならボールから出してお散歩したい気持ちは強い。
しかし、古き良き時代のRPGを意識した結果。こういわざる得ない。
▼ちょっと邪魔。。。
自分の推しポケモンに対して暴言なんて吐きたくない。だがしかし、狭い道が多い今作、ふと引き返そうとした瞬間に自分のポケモンが通路に塞がってて移動が困難な時がある。
同時に愛ポケがいたがために、アイテム拾いたいのに拾えないモブと会話したいのに出来ない誤爆があったりする。十字移動もなんか大雑把な気がして、コントローラの昔風に十字キーで行動しようとするも微調整ができなかったりする。
上記の画像のテンガン山の場所で普通に行こうとしたら何度もジャンプして降りてしまい、グルグル無駄に回っていた。

不満要素は確かにあるが、バグは早急対処要望だが他に関してはこれといって問題なく遊べている。
巷では近々発売されるアルセウスの方に割いてるため、こちらは手抜きだと言われちゃったりしちゃったりしてるが、その意見も受けつつも楽しめてるし、まぁいいや感もある。
▼ポケモンGOや昔遊んだけど今はやっていない方などには、おススメで入りやすいと感じる。

自分がまずそうなのだが、シリーズを通してプレイしたからこその、変な期待みたいなのをかけてしまった。金銀から離れて、XY復帰したあの時などもこういった良い点不満点で、賑わっていたんだろうなと考えると、自分のゲーム脳も随分と肥えたもんだと呆れてしまう。
とりあえずは、シンオウ図鑑を完成させて色々増えた要素を満喫しよう。
https://amzn.to/3xpKFhC
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noteの方でも書いてますのでもしよかったらどうぞ。
https://note.com/coromo_art/n/n0a62b7e1d5bb