
うさぎのような大きな耳と相手を突くツノが特徴で、ドラクエをプレイした自分からは「アルミラージ」のような印象だった。毒系を使いこなせずにトキワの森でピカチュウやバタフリーなど揃え、コイキングを早めにギャラドスなど手をつけていき、着々とポケモンを鍛え揃えていく最中、ロケット団サカキが最終進化のニドキングやニドクインを繰り出して、かっこいいなぁとあの頃を思い出す。
初代ポケモンの中ではキングの名前がつく、とりわけ「ウルトラ怪獣」要素がとても強く。炎を吐いたり、地震を起こしたりと強敵感を醸し出していた。
こんなことを急に思い出したかというと、

POKETOONの「ユメノツボミ」をこの前見たからだ。このチャンネルはヤンチャムの回もそうだが、kids TVとあるように、子供向けに配信される内容が多い。何個か見たことある(ズルックとミミッキュとか)が、大人から見るとどこか懐かしい雰囲気のアニメーションが出てくるため、意外とおっさn・・・、我々大人でも楽しめる内容だ。
そして、この「ユメノツボミ」というアニメのサムネに採用されている「ニドラン♂」が主役となれば、初代ポケモンいまだにユーザーさんは、反応してしまうと思う。
劇中に出てくるポケモンは、ママのポケモン除いて初代ポケモンばかり、ポケモンGOプレイヤーはアニポケ見たことない人もすんなりと入れるシンプルなストーリー。
おそらく10歳〜12歳くらいの女の子「ツボミ」(水瀬いのり)が、パパのようなポケモントレーナーになりたいと願うが、ママから反対されてしまう。それでも諦めきれないツボミは大量のモンスターボールをなけなしのお小遣いで買って無断で森に入ってしまう・・・

それにしても、よく動く。他のkids TVのアニメやソード&シールドを舞台にしたオリジナルアニメーションの薄明の翼など良い作品が過去にあるが、それにも負けないくらいよく動き、キャラがイキイキしている。
途中でピカチュウが出ている(しかも公式の方の丸っこい方)が、そうそう簡単にゲットできないもどかしさ。相棒ポケモンもいないで森に入る危険さなど、説得力があるシーンが満載だ。テレビアニメの方だとオニスズメやスピアーの大群など、1人じゃどうしようもないポケモンの恐ろしさはレベルで倒すゲームでは味わいにくい。
(関係ないが、チョロビのところに餌をあげに来た三人組の真ん中の子が育江さんなのかな?)


ニドランと出会い、一緒にいるところをニド夫妻に見つかるわけだ。「こんな遅くまで、どこほっつき歩いてんの!」と言わんばかりのパパ、ママっぷりを見せる。微笑ましい
(だが、割と町に近いところに高レベルモンスター彷徨いてるというゲーム脳で見ても、子供1人で彷徨かせるにはおっかない。ニドランがいるなら親がいても不思議じゃないんだが、なぜか母親か父親はメタモンだっていう謎の理論で覚えてるユーザーがいたりいなかったり。。。)
防衛戦する町の人の描写も良い、すぐさま臨戦態勢入れるスムーズな展開。そして、キングやクイーンの名は伊達じゃない強さ。ギャラドスがガチで暴れたら大変だというのもアニメだとわかるかもしれない。
(帽子を、口に咥えてツボミについてくる健気な姿は自分の中で大ヒットだった・・・)
最後の方で初代ユーザーなら絶対知らなきゃおかしい、(忘れてても普通かも?)ニドリーノとゲンガーのオマージュがニクイ!
大体の技が初代だと不利なニドリーノがゲンガー相手によくいけるものだなと、ネタになるものだがそれもいい思い出。彼女のニドランが進化してトレーナーとして成長しているという証左であった。野生のゲンガーが普通にいるんだものね今って。

強いて言えばニドリーナがいなかったのが残念かなと。女の子の組み合わせでリーナというのもありだが、最後のオマージュに合わせてのリーノだから。ニド夫妻の傍にいて欲しかったなぁと。
珍しいポケモンが主役またはバディに選ばれたため、サムネクリック余裕で数回回してみた。Twitterでもいったモルカーとか子供向けかよ・・・とか思ってると面白いものに出会えなくなるなと最近になって痛快している。
今度は金銀やダイパのなんかオマージュ的なの、お願いします!