
デルタルーン(delta rune)
トビーフォックスが個人で製作したインディーゲーム「Undertale」に続く二作目。
「Undertale」はニンゲンとモンスターが織りなすRPG特有の誰かを倒して、経験値やお金を稼いで自身を鍛えていきボスを倒していくとは違い、優しいゲームを謳うように「誰も傷つける」ことなくクリア可能であり、シンプルな世界観だがプレイヤーの考察による意見が飛び交い話題性の溢れる作品。
所々に細かくギミックを仕掛けていたり、プレイヤーの行動を予期していたかのようなプログラムなど通常のプレイだけじゃない楽しみ方も出てきていた。また、日本語訳も色々思うところはあったようだが、世界観にあったようなネーミングや言語訳なのでそちらの方も評価をしっかりあげることに貢献している。(言語訳を怠るってことはそういう意識働いてしまう)
もう一つ特徴といえば、敵を倒さないで進むこともできれば逆に敵を全部排除して進むプレイによりストーリー展開やエンディングが異なるとマルチエンディング方式なのだが、ただ倒すだけじゃなく姿を現さなくなるまで倒したりするとGルートと呼ばれる特殊ルートに進むことができる。
当然進むべきルートでもないし、クリアの難易度も跳ね上がり「クリアさせない」を前提に徹底しているが通常ルートがわからない部分が明かされたりと、割と重要な要素が語られているのでチャレンジしてみるのも良い。
(全部、プレイヤーが選んだことなのだから)
前置きはここまでにしてデルタルーンのエピソード2が配信されるというので急いで全クリしようと始めた。攻略というより気になる所をなんだろうとピックアップしてるだけなので、攻略目当てなら攻略サイトが頑張るので一切やらないです。

いきなり、器を入れる体を作れと命じられる。MOTHERシリーズや真・女神転生シリーズなど始まる前に名前や血液型など答えるシーンがあるが、これはまるでロボットか人造人間のような扱いだ。
主人公は前回の男の子とは違った別な何かなんだろうか?

女の子のようなセミロングほどの髪型の中に、生え際がめちゃくちゃ気になる髪型があった。キッチリ分け目として捉えられるがだいぶ「薄い人」系の生え際に見えてしまった。これにしようか躊躇する。
(二周目あるならこれにしようかしら)
髪型は現在放映中(2021 9月現在)の機界戦隊ゼンカイジャーに登場する「バトルフィーバーJのバトルジャパン」のような姿に変身する「ステイシー」というキャラクターがいる。その子の頭っぽいのチョイス。

MOTHERの好きな食べ物みたいな感じだが、好みの味の方を聞いてくる。
いやだがしかし、「やわらかい」「いたい」「つめたい」は味じゃないし魔法を使う際の得意ジャンルだったりするのだろうか?意外と・・・ほんとにどうでも良かったり?

血液型だが「0」じゃなくて「CとD」ってなっている。自分は「O型」なのだが、選択技にないしなんか変な質問でプレイヤーの好きな血液型を聞いてきている自分じゃない。異性など好きな人の血液型が何がいいかってことならAかABだが謎のD型にしてみよう。
お前存在しない血液型選んで変なやつ呼ばわりされるんだろうか?

そして、出来ばえを聞いてくる。芸術品に対して忌憚のない意見を問うのはわかるが相手はニンゲンじゃないのか?と問いたくなる。よくわからないから嫌悪を選択、器には聞こえないって配慮してるが陰口しながら二人で会話してるのか?。

全くというほど出来てないし、エヴァゲリオンに搭乗した時みたいにダイレクトに受け取りたくないのだが、はい(はぁと)と答える。

そこそこ長い質問から明けて、前回と同様の人物「トリエル」が起しに来てくれる。
左のベッドはお兄さんのものでキチンとした感じにトロフィーがたくさん。
反面こっちはなんか、薄暗いランプに布団に本人もギャルゲー主人公のような顔。
トロフィーも一切無い、何か劣等感があるような雰囲気さえ感じる。「どうせ俺なんか・・・」のセリフが出てきそうな謎のある人物。操作キャラになるが先程作成したキャラじゃない。

トリエルは今回、主人公クリスのママなので生活面では非常にお世話になっているようだが、相変わらず白い毛が排水溝に詰まっている。彼女はバタースコッチシナモンパイやジンジャークッキーなどお披露目してるが、なんか毛が心配になってくるくらいだ。

学校に着くと「Undertale」に登場した見覚えあるモンスターたちがチラホラいる。隠しキャラみたいな扱いの「テミーさん」もいたりとトビーフォックスの手塚治虫式スターシステムが働いている。
(寝巻きのまま登校しているが色々やばい気がする主人公)

人形のドラゴンのような顔をした「スージィ」が遅れて登場し、1発目に「憧れの壁ドン」を食らわされるという軽く傷害事件が発生する。背の大きな女の子からの洗礼なので、こういうシチュエーションが好きな人にはたまらないだろう。どちらも目隠しキャラなのがポイント。
(痛みも精神的な苦痛もすでに身内に味わされてる)

チョークを取りに行ったらアンダーテールのごとく、どこかに落ちていく。

目を覚ますと不思議な格好と不思議な場所。前作の花のクッションとは違って思い切りダイレクトに叩き付けられたであろう硬そうな地面。ちょっとでも逸れたら奈落の底になりそうなギリギリの着地。
なんか肌の色が青い。劇中のキャラクターにも青呼ばわりされていたので青いんだろうけど、幽霊とかそういう類のようにも見える。もしかしてニンゲンじゃない?

いつの間にか木刀を所持している、クロノトリガーのような剣術修行用に所持していたものだろうか?まりょくのステータス画面にありアビリティ欄などRPG色がより強まったような印象。
当然のごとく、敵を倒さないを前提としてプレイするので攻撃力がいくら高かろうが「使わなければどうということは無い」ので、武器は買わないで行こう。

なんかそういう顔に見える。ちょうど垂れた部分が口に見える。

そういう顔だよな、やっぱり。最近とあるホラーゲームで黒い血を流す人よくみているのでこういうモノにはすごく反応してしまう口から流しているのか、あそこは鼻で垂れた部分を水溝穴と口と見るのか。
アートは奥深い!
【ゲームプレイ20】精神に来る恐怖「ソングオブホラー」-The beginning of fear song of horror-【EP01】

再開したスージィは「ダイの大冒険」のクロコダインのようなトゲトゲ付きのワイルドな姿をしていた。根っからの戦士系いやバーサーカーかもしれない。
時代は女が男の後を、そっと付き添って歩くという時代ではないメッセージかもしれない。むしろ、女性は「ガンガンいこうぜ」と生きる時代で男性もいつまでも「めいれいさせろ」が出来ると思って痛い目を見るそんな時代になってきたのは確かかもしれない。
とはいえ、敵を倒さないで行くが前提なのでこの時のスージィは不本意ながら邪魔である。

ロマサガだったら明らかに問答無用で敵だって判断されそうな「フードやろう」。この世界に伝わる伝説を語ってくれる。(ゲーム起動時のよく見るアレ)

どうにも女神転生でいうところのカオスヒーロー的なスージィ。なんとなくだが、アルフィーや周りの生徒の反応見るに腫れ物扱いされていてグレている印象。世界なんて滅んじまえばいいと簡単に言えるほどに荒んでいる。
見た目で判断されてしまったんだろうか?回想が特になく断片的に語られるだけで、彼女の過去はよくわかっていない。

ここで「ぴちょんくん」みたいな頭のランサー王子と対決する。相変わらずBGMが良いしswitchでプレイしてるがゲームボーイを思い出させるような四角窓と雰囲気が出ている。あえてのこのサイズを選んだセンスは間違いなく昔のゲームを大事にしている(と、思う)
ACT(行動)で特殊行動をして、敵を逃すまたは見逃すは変わらない。また、行動起こしたが何も変わらない場合はキチンと別な方法で攻略可能と戦って倒すだけじゃないパズル要素がある。仲間も加わってより戦略もパワーアップしてるので楽しい。
今後は、ドラクエみたいに3で四人パーティ、4以降から馬車と複数の人数が交代するなど複雑なものが出てくるのだろうか?

Undertaleは主人公が淡々と進んでいくため、こういうストーリーだったんだよっていまいち説明しにくい部分があった。今回は物語性がより濃くなった分RPG感が増し、エピソード終了後の続きが気になるような謎の展開など深くのめり込める。

一応前作をプレイしていなくても特に困らないので、これをプレイした後に前作をプレイしても良いと思う。逆に、このキャラこういう使われ方してるんだみたいな発見も味わえるかもしれない。
次回へ続く。
【ゲームプレイ15】台湾のインディーゲーム「返校」。果てしなく彷徨う少女の物語。【プレイ日記と感想など】
【ゲームプレイ16】インディーゲーム「UNDERTALE」この世界の皆と、ともだちになろう。それとも・・・? 「プレイ日記」
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