
国外でのファンが非常に多いと聞き及んでいた。だが、それがこのような熱い形で蘇るとは思いもしなかった。

超電磁マシーンボルテスVの帰還だ!!
1977年~1978年にTV放送したロボット・アニメーション「超電磁マシーン ボルテスV」。遠い宇宙からプリンス・ハイネル率いるボアザン星の侵略軍が地球に飛来。絶体絶命の危機を迎えた主人公・健一をはじめとする剛三兄弟、峰一平、岡めぐみの5人は、密かに建造され、5台のメカが合体して1体のロボットになる「超電磁マシーン ボルテスV」に搭乗し、ボアザン星人と闘います。親子の離別、主人公をめぐる衝撃的な展開、異母兄弟との対決、圧政への抵抗と革命、そして解放のストーリー。「角のある者が貴族階級として君臨し、角のない者たちを支配する」という敵・ボアザン星の設定を通じて、差別問題に踏み込んだ点は他に類を見ない意欲的な試みであり、そのドラマ性は海外でも高く評価され、現在でもアニメブーム黎明期の大傑作と評価されています。
その人気は日本だけに留まらず、海を越え、フィリピンでも当時、絶大な人気を誇り、子どもたちをはじめ、フィリピン国民全体が「超電磁マシーン ボルテスV」に熱狂しました。フィリピンでは、今なお堀江美都子さんのアニメOP主題歌「ボルテスVの歌」を日本語のまま歌える人も多く、現地での人気の高さがわかります。45年以上の時を経て、アニメ「超電磁マシーン ボルテスV」が待望の実写リメイク・TVシリーズ化。フィリピン最大規模の地上波TV局GMAネットワークが製作する「VOLTES V LEGACY(原題)」となって甦ります。実写リメイク版では、監督にはフィリピンで実写作品において実力と経験を兼ね備えたMark A. Reyes(「Encantadia」(TVドラマ/2016-2017)、『Moment of Love』(映画/2006)など多数)を迎え、主人公にはMiguel TanfelixやYsabel Ortegaらのフィリピン若手人気キャスト、また、Carla AbellanaやDennis Trilloらの実力派俳優が演じます。
2023年1月1日(日)、一足先にGMAネットワークのYouTubeチャンネルにリリースされた「メガ・トレーラー」は、公開わずか3日間で再生回数がなんと130万回再生を突破。その注目度の高さが伺えます。
2023年内にフィリピンではGMAネットワークにて地上波放送を開始予定。日本ほか世界各地での放送・配信については続報をお待ちください。
レッツ・ボルトイン!
引用元→東映公式ホームページより

ボルテスVの活躍はDVDまたはネット配信、またはスーパーロボット大戦シリーズでご存じだろう。そういう前提で話している。

長浜三部作の一つで、前作に超電磁ロボコン・バトラーVと後作に闘将ダイモスと連なっている。

長浜作品の特徴というか、味というべきは序盤の展開がともかく果敢だ。それは怒涛のように展開していき、当時の子供達の心をしっかりとブラウン管テレビに惹きつけたと言っても過言じゃない。いや・・・想像だけど。

味方側にいる加藤精三氏、10代を演じる玄田哲章氏など声優を楽しむのもよかろう。
そして、この三部作を語る上でスーパースター「市川治氏」のライバルキャラも注目だ。

アニメ界三代「たわけリスト」の一人と捉えても構わんだろう。あと二人は自分で考えるんだ!
ボルテスは、兄弟愛や異星人との子供ゆえに地球での葛藤など重いテーマがあるよね。

でも、どうしてフィリピンで流行になったんだろか?

ナデシコのゲキガンガーみたいに崇拝されてるのかな?


イタリアでは鋼鉄ジーグ、フランスではUFOロボグレンダイザーが民の心を掴んだと記事がある。
これらは、ターニングポイント、もしくはグランドゼロとでもいうべき、外国で最初に放映された記念すべき作品だからという背景がある。
ボルテスも似たような背景であろうと思っていたが、そうではなかった。

かいつまんでいうと、
1978年フィリピンはフェルディナント・マルコスという人物が大統領を務めていた。
彼の独裁と特権階級優遇により経済は停滞、失業率の増加と市民の不満は高まっていく一方だった。そういう背景を知りつつも贅沢三昧に不正を働くなどしていたようだな。
ボルテスがフィリピンに放映していたのは、そういう時期だったのか


ボルテスはラストにボアザン星、つまりは主人公たちの父親の故郷だな。そこに巣食う貴族どもを追い出し勝利するという流れだ。
ようやく、ハイネルと兄弟だと気がついた時のシーンは哀愁漂いながらの物悲しいものだったな。

スパロボで剛3兄弟とハイネルが和解できたことを嬉しく思ったものだぞ。

話が逸れたな、そういう背景がフィリピンの人たちの心境に刺さり、絶大な人気を博したというわけだ。

一時はその盛り上がりも落ち着いて、他のアニメや漫画が流行っていくわけだが、98年にとあるテレビ番組でボルテスVno主題歌が流れたことにより、再び眠っていた獅子を呼び覚ましたらしい。
そっかぁ、そういうことを知るとまたスパロボに参戦して、動くとこもっと見たいよね


最近、日本のスーパーロボット不足は深刻レベルだと思うぞ?ニチアサで盛り上げてくれているが、アニメではご無沙汰なのだ。
(画像はイメージ)
あれ?グレンダイザーが確か、新作が出るって話じゃなかった?


うむ、そうだな・・・だが、

ダイナミック企画は、最後まで行かずに終わってしまうことがあるからそこは頼むよ!

今回は以上だ。ご覧いただき感謝する。ボルテスが放映されたら是非ともYoutubeでお願いしたい。
参考サイト様
西日本新聞 なぜ?「ボルテスV」ブーム繰り返すフィリピン・・・今年は実写リメーク放映