
競馬を知らないが名前だけは知っている。連敗続きが注目され、アメリカのジッピーチッピーのように負けることで競馬への関心が高まるのではないかと広め、メディアに取り上げられるほどに大きく話題になった。
話題にこそなったが、勝ったらいけないでも勝たせてあげたい。厩舎側や調教師のジレンマがムーブメントとは逆に複雑な気持ちで「ハルウララ」を見ていた。
#傷だらけのランナー
前回、ライブドアさんが提供しているゲーム散歩で、ゴールドシップとトウカイテイオーについて語っていたが今回は、サイレンススズカとハルウララがピックアップされた。
テイオーとスズカはガチャもしくはピース集めて育成ユニットとして所持できるので、無課金微課金ユーザーがいまだに持ってない・・・かもしれない。
(事実、自分もスペシャルウィークとテイオーの別コス、シンボリルドルフ、ミホノブルボン、タイキシャトルと出ていない。ヒシアマゾンやスマートファルコンなど続々に登場しているが、揃うのはいつのことやら。)

本来の馬の方は臆病であまり懐かないと記述あるが、こちらは笑顔を絶やさない元気な娘で、ゲーム内でスペシャルウィークが走った後ほっこりするというくらい、みんなを元気にさせ、どこか放って置けない見守りたくなるようなキャラ付けになっている。
ステータスも少し劣るが、ゲーム内では特別にマイナス要素を挟んでくるわけでもなく、ゴルシの妨害やらクリークのメンタルなどなく、育成自体は割と気楽にプレイできたりする。初期のメンバーの数少ないダート適応バなので、そのレースには重宝する。クリアだけなら、そこまで難しくもない。(どっちかというと同部屋のキングヘイローの方が手間かかったりする)
井原さんの見た通り、足が速そうじゃないという。どことなく、普通の学生さんな感じの体型で文字通りの人外だが、親しみやすいようにの製作側の配慮なのだろうか?
(ゲーム散歩のウララはスピード800近くと、普通に高水準の能力。見た目だけで判断できない)

判官贔屓(はんがんびいき)と言われるとその通りだが、どうしてもこういう子を勝たせてあげたいという気持ちはゲームユーザーなら必ず起こることだ。
ポケモンなら進化しない、進化してもステータスもしくはスキルが見劣りする。
シュミレーションゲーム今プレイしているファイアーエムブレムで、レベルが上がっても能力が上がらないという残念っぷりを見せるがそれでも「好き」だから、最後まで使っていく。
コンシューマのゲームだとそういうプレイできたりと遊びの幅が多いが、ソシャゲって弱いやつは弱い、素材にしかならないっていうあんまりな扱いが多々見られるから育てても無駄な環境が、面白さを感じさせなかったりする。そういったゲームはキャラ多すぎてめんどくさくなって止める。
#最初から他人と比べてはいけない

(ついつい、実況も個人に向けて応援し始める。意外と負けてから再スタートするのも良いかもしれないと思う画像)
自分にはセンスがなく、他者より劣っているんだという劣等感。彼女は、他の子に比べて足が遅いかもしれないが、根性がある。また、誰よりも負けない愛嬌がある、これは会長ですら持っていない(反対に「スキル・鋭い眼光」は持ってるようで漫画でかましてる)
伸ばすところはしっかり伸ばし、努力の方向性を間違えなければハルウララも勝つことができると、ダートのスプリンターならスプリンター、マイラーならマイラー。
バクシンオーがそうであるように、ステイヤーになりたいならステイヤーとして、長距離枠に短距離走のウマ娘が配置されているなど、夢じゃないのかもしれない。

(なぜ外で瓦割ってんだという謎のシチュエーション。この前まで屋内で運動してたのにかけらがコース上に散らばって良いのかこれ?の図)
ハルウララは敗因記録113連敗。だが、馬の歴史は深くその上をいくハクホークインが存在する。とはいえ、出走手当を確実に稼ぐという手法でとにかく出ろというスタンスのため、負け回数は確かに多いが、ただただ弱かったというわけではないので事情が異なるようだ。
調べてみると200連敗と話題に上がっても良さそうな競走馬もいる。それも2021年で現役。
サンデーサイレンス産駒の血統に申し分ない馬たちだが、結果及ばず。今も地方競馬で頑張っている模様。
ゲームとは裏腹に、現実の方はとにかくレースに出ろなハルウララは年間20走。ウマ娘内でもトレーニングほどほどにして出場しろとなってもなかなか難しい。ましてや「ダビスタ」などで出走手当は美味しい部分もあるが、そんな無茶は実行できない。蟻洞と呼ばれる病気にまでかかってまで走り続けて人間のエゴさが見えてしまい、応援したいのになんか振り回され続けるのかなこの子と案じてしまう。
ウマ娘の方だとライスシャワーと一緒になることがあるが、どちらも勝ってはいけないというなんとも言えない組み合わせ。
#割とハルウララに関しては動画内でそんなに内容が濃くはなかった

見た目の可愛さや愛嬌ある仕草、負け続けることにより美化されている部分だけ見ていると、ハルウララもそうだが、今現在も勝てない馬達も誤解されるかもしれない。
中央競馬と地方競馬との格差を如実に表現されたようなキャラクターで、煌びやかな衣装(もしかしたら、ガチャなどで衣装が増えるかもしれないが)とは違った訓練の時と似たような服での出走。
かなり追い詰められて血統の良い馬からの両親から生まれた子が、まさかの「ロバや犬」扱いのマキバオーの出生を織り交ぜると決して、笑い事にしにくい話だろう。馬のゲームからも伝わる尋常じゃない経費を見ていると、ただ愛らしいからと居座りづつけるわけにはいかない。
ハルウララの背景は彼女の元気さとは裏腹に、多分に漏れた競馬場の嫌な部分が見えたりする。だからこそ、ウマ娘の方でも夢を叶えたい、七冠馬のルドルフを圧倒するキャラにしてあげたいなど自己満足だがやり込みができる。
#ウララを応援するTシャツ
バカTシャツなど様々なオモシロTシャツを提供しているカミカゼプリンセスじゃないや、カミカゼスタイルさんとウマ娘のコラボ。ついつい衝動買いをしてしまう。またしても、着たら着たでウララが汚くなるんじゃないかと心配してしまい、カバーかけて保存している。
着ないTシャツって、買う意味あるんかな?って疑問に感じるが、それを勝るウマ娘愛が働いたかもしれない、その割には一切課金もDVDも買ってない疑問愛がある。。。金あったらゴーカイに買うって!

ぶっちゃけ勝負服よりこちらの服の方がライブに合うのでこっちでいい気がするが、ウララといったらバトルブルマー。世の中から消えつつあった昭和テイストを受け継ぎし戦士なので、ガチャで衣装チェンジがあってもブルマ寄りに拘ってほしいという、気持ちが強い。声優子安武人から「ナイスブルマ!」という応援がいただけるなら、励みにもなる。そしてTシャツについて全然語ってない。

受験生は、これをインナーに着る、もしくはカバンにでも入れて現場へ向かっていただきたい。能力が劣るかもしれないが、周りから助けてもらえるという応援してもらえるという人間性は。ステータスが高いから備わるわけでもないし、いきなり特訓して身につくものじゃない生まれ持ったタレント性。
とある芸能人がYoutubeに上がった時「素直に誰かに助けを求める」、「一度信じたら最後まで見捨てない」。そんな「心」がウララには備わっている。これを着たら「素直」になれるかもしれない。