ウマ娘がリリースされて、もうすぐ一年になろうとしゲームとして初登場した時からの話題性に比べたらだいぶ落ち着いた印象はあるが、それでもアップデートの際や、アニメの展開、パカチューブなどトレンドには常にワードが上がっており、芸能人がファンで結構やりこんでいるなど、まだまだ強いコンテンツ。
かなりの難産でアニメ展開をスタートし、ゲームも続くかと思ったら数年経つなど競走馬のようにすべてがうまくいくわけでもなく、必ず強者から一位を獲得できるわけでもない。そういったドラマ性も感じさせます。
これだけのファンが生まれるコンテンツなので当然、アンチ・毛嫌いする人は多いかと思われますというか絶対いる。

イケメン・美少女化の是非
今まで、日本にある建造物、戦争などに使用された兵器、骨太なストーリーで知られるロボットなど硬派なもので、それらを都合の良いように変えてしまっては確かにイライラするのも仕方がないし、気持ちもわかる.
自分も、なんでもかんでも萌え系にすれば良いってもんじゃないっていう感じだったので、ウマ娘に関してもそういう気持ちで見ていたのは確かだ。
擬人化系の何が嫌いかというと、キャラクターが似たり寄ったりな部分になる点
どこかで見たことがあるようなキャラクター設定のためか、最初のうちはいいがどんどんと増えてくると必ずというほど「被りキャラ」が出てくる。
見た目が違うだけで、性格はほとんど似ているような個性が付きづらいし女の子主体だからあまりハードな展開も望ましくない。兵器や戦いを舞台にしているのに、戦いをしてほしくない気持ちにさせるなんかアンバランスな形。
ウマ娘ではどうだろうか?
田舎育ちで元気いっぱいなスペシャルウィーク
ともかく先頭を走るストイックな性格のサイレンススズカ
子供っぽく、我がままだが自身の失敗を糧に大成長を果たしたトウカイテイオーなど
ギャルゲーなどで見られるキャラ造形に、ウマい形で現実の競走馬エピソードを落とし込み、悲劇は極力避け、最強馬だからといって贔屓せずに描きながら表現していく。
こういった特徴をしっかりだし、女の子同士だからキャッキャして触れ合ってればいいというスタンスは薄い。
要はちゃんとストーリー性を厚く、可愛い女の子出せばいいという安い売り方などせず、競馬古参すら「面白い」と思わせられるコンテンツを作り出せば多少の文句など屁でもない。
wikiで調べても中々情報が集まりヅらいキャラ

どのコンテンツもそうだが、話題もありネットの情報もすぐに集まるようなものならイメージしやすいし他者にも伝えやすい。
ウマ娘につけている耳の飾り、勝負服の衣装、競走馬のエピソードなど膨らませやすいのだが、有名でファンも多いのだが、勝ち鞍もそれほど数は無く、性格面もそれほど強調する部分も薄く、ほとんどが製作者の二次創作で膨らませられたキャラクターになってしまっている。
アグネスタキオンがダイワスカーレットの父親であるが、これといって科学者的要素もなく性格もぶっとんでるわけでもなく、タキオンは下手すれば「あの読めない」ゴルシに匹敵するような癖の強いキャラクターとして描かれている。
(実験に協力してくれるのであれば割と友好的で、研究したがるウマ娘として走ることを放棄したわけでもなく、それも研究の一環)
多少、現実の競走馬エピソードをしっかりと再現しているのなら、こういうぶっ飛んだキャラ造形はそれほど毛嫌いするほどでもないが、元々拾えるエピソードがキャラごとに差が大きいため、ただ「イロモノ」として扱われてしまう恐れさえある。

(重賞で勝つと手をくるんくるんさせるが、エイシンフラッシュの騎手(デムーロポーズ)のように再現した何かだと思ってた)
実際に名だたる競走馬は知っていても、タキオンなどウマ娘知るまではまったく存ぜぬ状態のため、現実の馬も相当変なやつだという印象は出来上がっていた。
別ゲームで恐縮だがスーパーロボット大戦で、原作のキャラクターはこういうものだと覚えて原作に入ったら「あれ?」って感じる現象とまったく同じで、付け加えられたイメージが引っ張られてしまう。
二次創作の是非
同人などほとんどがアダルトをメインに扱ったものが多数のため、ましてや普段からセクシーな格好したウマ娘もいるためか。そういう妄想に駆られるのは個人的に仕方がないと思われる。

このゲームがリリースされて、いち早く気が付いたのはスカートの中には見られないようにしっかりとガードされており、あまり刺激あるような恰好は控えている。そこから察するように、運営側はガイドラインをしっかりと定めていて過激なイラストや同人などのファンアートを控えるよう呼び掛けているし、ファンもそれに応じている。

実際の競走馬をモチーフにしているから、元々女体化など毛嫌いしている層も初めからいて、コンテンツ事態の盛り上がりは目を向けたくないのに、一部の過激な「ファン(?)」が余計なことをして競馬事態の印象悪くさせるのは、大変よろしくない。
なんだかんだいって、競馬・・じゃなくて馬事態を見るのが好きだから、青森だと三沢や七戸十和田などの牧場でポケ―ッと見ていてどの馬がGⅠ勝った馬なんだよとか言われてもまるで興味が無かった。
ウマ娘が入り口ではあったが、ブログ運営も重なり色々調べていき少しずつだが競馬も覚えてきたので、このコンテンツは消えてほしくない。

(競馬に興味なかったのは、そもそも周りに誰もやっている人がいないのも一因。買いに行くのも遠いし、オッサンのやるゲームだと思って嫌煙してた)
元々が競走馬ゆえに、変な妄想も出てくるのは仕方がないし個人の妄想やイメージを頭ごなしに否定するのも違う気がするが、他者がなんで嫌がっているかを少しでも想像出来れば、そんな大それたことなんかできないと思いたいが、普通にどのコンテンツでも「ただ」エロく描きゃなんでもいいスタイルってのもそれはそれで魅力ないなぁと思う。
今後のウマ娘

まだまだ未登場のウマ娘がおり、衣装→新キャラ→衣装→新キャラと目まぐるしいでしょう。
現実とシンクロして、重賞など近づくとゲームでも天皇賞、有馬記念など出走して勝てなどミッションが加えられ、現実は現実で名のある競走馬の名前がトレンド化して、気が付いたら「みんなのけいば」を見ているか、SNSでレースを観たりしている。
確かに競馬熱はあったが、ここまで特定の日になったらトレンドキーワードがグッと出てくることはなかった。ウマ娘登場以降、注目馬と注目ウマ娘のワードが入りツイッタートレンドを埋め尽くすような状態になったりと、ネタに事欠かせません。
可愛い女の子だけ楽しめればいい派。
ウマ娘のコンテンツのおかげで競馬も楽しめる派
最初から競走馬一択の派
入り口はなんでもいいけれど、かつて競馬界を震えさせた名馬たちの名前をこうして忘れさせず、色々な人たちに伝えられるというのは素晴らしいことだと思います。
中国の武将をイケメンや女体化したり、日本の偉人たちも然り、最近だと
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噂の温泉むすめ、炎上沸騰中を乗り越えてコンテンツをひそかに応援したいブログ(特に東北)‐hot spring girl-
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温泉娘など、そういうコンテンツがあったからこそ知る機会を得たのは事実で、たしかに売り上げ稼ぐための手段にも思えますが、ただただ否定して何も生み出さないよりは新しいことへの挑戦を称賛するべきです。

勝利したらライブするって流れは、結局、競走馬を使ったアイドルアニメの二番煎じ的なもんかよなどとも思ってた時期もあります。
なんか近くに国会議員のアイドル事変とか、そういう類のすぐ終わるヤツってすら思ってましたし💦
(学業・ダンスレッスン、トレーニング・レースさらにライブと彼女たちのスケジュールが半端なく、寝不足など仕方がないような気がする)
擬人化系にハマるファンって傍から見ると、キモイ塊にすら思えないでしょう。まさか、自分がそういう目で見られる方に回るとは思わなかったが、ある程度の多様性は身に着けておかないと置いていかれるだけだから。
否定は簡単なんですよ、知識要らないし感情で嫌だって言えばいいし。それ相応の意図や心理はありますけど、たぶん深くないしブログで仮に悪口大会やったところで1万文字いけるだろうか?
何かを誉める、称えるってすごく難しいし認めるって気持ちが追い付かないことだってある。日頃の仕事や生活に左右されて、口にしなくてもいいことだって言ってしまうこともあるかもしれない。

ウマ娘および擬人化系のコンテンツ不要!いらね!
と思う前に、好きなコンテンツに全力全開していった方が健全だと思います。