ゲームに出てくるキャラクターで誰が印象的だった?
そうだな、まずサテュロスという種族のルーカスだ。
サテュロスというのは、ギリシャ神話に登場する精霊のことだ。
山羊のような角と蹄を持つ半人半獣の姿をしている。
酒、音楽、ダンスなどが好きで悪戯を仕掛けたりするなど愉快な存在だ。それで性的な快楽を好むなど「自然豊穣の化身、それと欲情の塊」などと表現されている。
この作品では特に女性好きで軟派をする描写は無い。
色欲のサキュバスが、一般OLで結婚生活を夢見ているという人物も出ているから、特に意識しなくてもいいだろう。
歌と踊りが好きな電脳配信者というべき存在。非常に社交的で好人物だ。
かつての同僚と仲違いの道を選んでしまったが、持ち前の前向きさにより広論家として電脳世界を渡り歩いていくその様は見事であった。。
でも、ちょっと最初「グイグイ」来られるの、苦手だなぁ
ガンガン攻められるのが苦手か。なかなか憂いやつよのぉ
だって、初対面でベタベタ来られたら嫌だもん。距離がわからない人って。
心を沈めなさい。コーヒーの前での乱れはただ無味となる。
だが、不思議なものだ。その強引さが時として成功を導くこともあれば、破滅へと誘うこともある。合致した感情を見つけ出すのは困難極まりない。
多分、数回合えば変わるかもしれないけど、初対面って結構大事だよ
それもまた、店主の優しさとこの店の雰囲気、そして一杯の飲み物により成功へと導いたのかもしれない。
紆余曲折あると申しておったな。しかし、そんなに大事なことなのか?
えっと、「ぴーぶい」とかいうやつという、あー、っとじゃったけか?
人がたくさん見てくれてるのを数値化したアレよな。
TwitterとかSNSでのビューアー。つまりはテレビで言うところの視聴率見たいなものだよ。
動画投稿サイトによっては、それが収入へと繋がるからより見てくれた方が良いからね。
だけど・・・
その「視聴者のために」ってのが、時折暴走しちゃう人が出るんだよね。ほんとは、自由気ままにやりたいだけなんだろうけど。
まったく・・・数字を気にするなど、見なくなったと抜かされる「てれび」と変わらんだろうに。
それもまた然り。他者の評価無くして作品は完成しないのだ。
森の中にひっそりと建造されたものを、探検家に発見されるまで数百年も放置するなら話は別だがな。
ルーカスは、チャラチャラしてそうだけど色々とチャレンジしていきたいっていう熱意ある人だから、刺さる人は刺さるんじゃないかな?
そういう沸騰する話なら好きだね。若い子はそうでなくてはな。
続いては、バンシー族のリオナだ。
バンシーはアイルランドまたは、スコットランドに伝わる妖精の名前だ。別名には嘆きの妖精、泣き女とも言われている。
バンシーが叫ぶと人の終末がわかるという、イングランドで起こった「とある事件」で、その声が聞こえたと言う逸話がある。
あくまで、予見すると言うだけであり彼女らが直接手を下したりなどはしないそうだ。
予見か・・・北斗七星の横に出てくる不吉な星を見たら「悟らなきゃならない」っていうアレみたいなものか!
アイルランドの妖精を、世紀末救世主伝説に例える人初めて見たよ。
リオナって人は、ソプラノ歌手になりたくてSNS投稿してたけど誹謗中傷にあって削除したっていう経歴があるんだよね
もし、もっと支持する人が出てたらルーカスのような協力してくれる人に出会えたのにね。自分なりの努力しても報われない感じがリアルだよね。
それが周りを頼れない恐怖感に苛まれるわけだな。
だが、偶然とはいえこの喫茶店に憩いを求めたのは正解だ。
ここは、心地良い人達の空間だ。彼らは、くだらぬ戯言を電脳世界に残すなどという行為に興じらんだろう。
安らぎの一杯を得られぬものは、いつまでもその心に振り回されるだけだ。
誹謗中傷など、心の弱さと言う叫びをあげているだけに過ぎん。攻撃的に「救い」を求めている。攻撃しかないのだ。
本当に救われないよね。良い人たち出会えて良かったなぁって思うよ
こういう落ち着いた店こそが増えてほしいものだが、現実はそうもいかんな
アタシたちも喫茶店やってみたいな
いい案だ、しかし、世渡りには「銭」が必要。今は個人で楽しむのがよかろう。
マスターの正体
予々、同胞より気がかりな情報を得ていた。我々が操作する店主、名はバリスタと言うが彼の正体が一番の謎だという。
これね、前作のエピローグ中にこのシルバーって人が語っていたのだけど、どうにも宇宙人説があるみたいなの
ふむ、この世界は幻想住人が往来している。宇宙人だろうと銀河の彼方の侵略者が居ようとも不思議ではあるまい。
今流行りの異世界の世界から、異世界の世界へ転生しました。とかもありなのかな?
魂は場所を選ばん・・・か。面白い。
しかし、考えてみれば我々の世界もいわば他世界から見たら異世界だ。確かに異世界から異世界へ跳躍しているというのも間違っておらん。
もう、なんの話してるの・・・
それでね、シルバーって人元々その横にいる宇宙服着た人と同じ格好だったの。
地球へ降りて、何日も生活していき現在の姿に落ち着いたわけね。
なるほど、我が操作していた分身は、宇宙の来訪者であることは示唆されていたのか。
そうなの、だからなんで主人公は珈琲店を営んでいるのか。いつからこの地球へやってきたのかとか、全然わからないの。
暖かなひと時を送り届けるものが、一番の解せぬ点とはこのなんとも深いコーヒーだ。
だが、人々を魅了するコーヒーを提供するこの人物が、悪しき人物とは思えん。
そう言う手口で人を洗脳するために使わされた宇宙人かも知んないぞ。「きゃろる・・・みゅうてぃーはにー」するかも知んないしな。
ふむ、未確認飛行物体による「家畜の臓器強奪」か。それもまた一興なり。
お、あれ?そんなことする人物じゃないと否定するかと思っておったぞ?
コーヒーは魔力だ。それが人々を洗脳するための所業であるのならば、大した役者だ。
私はすでにコーヒーに支配されているからな。もう、血を抜くまで取り出せん。
同胞よ、斯様な電子遊戯を進めていただき、感謝する。非常に甘美なひと時であった。
今度、ゲームに登場するコーヒーについて教えてよ。
心得た。では、しばしの休息を致そう。さらばだ。
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