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OMORI 精神科医 名越先生 ゲーム散歩 

Ai lain spear head-気になる話題のニュースなど-

精神科医と行くOMORIの世界を改めて見る【その4】

精神科医と旅するOMORIの世界Vol.4。

今回は、ヘッドスペースでの冒険から、現実世界がメインの話で引きこもりの少年サニー目線で進行する。

児童相談所で勤めていた経験から、彼の生活に対する分析は非常に面白く。また、

筆者は二周目ということもあり、初プレイ時には気が付かなかった点など改めて知ることもできたので、進捗状況は穏やかだが、相変わらず濃厚で見応えがあります。

過去の記事はこちら

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2022/12/31

精神科医と行くOMORIの世界を改めて見る【その4】

精神科医と旅するOMORIの世界Vol.4。 今回は、ヘッドスペースでの冒険から、現実世界がメインの話で引きこもりの少年サニー目線で進行する。 児童相談所で勤めていた経験から、彼の生活に対する分析は非常に面白く。また、 筆者は二周目ということもあり、初プレイ時には気が付かなかった点など改めて知ることもできたので、進捗状況は穏やかだが、相変わらず濃厚で見応えがあります。 過去の記事はこちら 今回の見所 1:00〜5:00 何か待っている? 5:10〜23:00 ここから物語がはじまるのか 23:20〜ラスト ...

オモリ 精神科医 名越康文 OMORI うつ病 ホラーゲーム

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2022/12/31

精神科医とゲーム散歩するOMORIの世界【3】バジルは何かを隠している。

世間の悪いニュースばかりで気が滅入ってくる最中、どうしてもゲーム系や笑いのYoutubeの動画ばかり見るのは当然で、少しでもメンタルの癒しをしたいという願望。 リアルタイムにこそ価値があり、アーカイブやスタッフによる編集されたものは面白いけど、リアルで対話できる機会は失われている。 「とにかく、一緒にいた気分になって話したい」 とあるゲーム実況が、なぜこれほどまでに注目されている理由はシンプルだが絶大だった。 だから、仕事で忙しくても「みんな」を楽しませたいとい気持ちで疲れてても、ほんとうは別なゲームがし ...

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2022/12/31

普通のRPGじゃない?精神科医と行くOMORIの世界でさらに考察しよう【その2】

前回からの続きでホワイトベースから外に出たOMORI達からスタートする。 前回の記事はこちら 名越先生の語る言葉の数が豊富だから、ゲームとしては進みは遅いのだがその分新たな視点での発見や、深い知識を知ることが出来たりと濃厚な内容だ。 筆者は一度クリア(真エンディング含め)しているが改めて見ると、セリフの節々から感じる違和感がこういう意味を示唆していたのかな?と考察できる。 例えば、序盤のオーブリーが入り口から抜けられない場面でケルに頼むのだが、意地悪した結果怒らせてしまうといった内容だ。 「ふざけてないで ...

オモリ OMORI ゲーム実況 名越康文 ゲーム散歩 精神科医

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2022/12/31

精神科医と行くインディーゲーム「OMORI」の世界を見る【1】

人は色々な悩みを抱えている。 それは将来への不安、過去からのトラウマ、現在の人間関係。強く立ち向かえることもできれば、我慢を強いられ今日を生きるだけでも精一杯な人もいる。 全ては誰のせいだろうか?全部、自分のせいだろうか? 鬱病をテーマにした2020年12月25日にSTEAMで発売されたインディーゲームで、ホラーRPGと称されているが実際にはそこまで暗い内容ではない。 このゲームをプレイした人向けに言うならば、マイナスから0へと進み、ようやく歩み出せるそんな物語。 名越先生の実況プレイによる感想ブログなの ...

今回の見所

1:00〜5:00

何か待っている?

  • 猫は何かをしっている。
  • 持っているナイフで自分を刺す

5:10〜23:00

ここから物語がはじまるのか

  • 母親やることリスト
  • 時計は泊まっている
  • 空のピクニックバスケット
  • 階段を降りられない
  • 長い階段と黒い手
  • なぞのばけもの「なにか」
  • 深呼吸をして落ち着いて
  • 入りたくない部屋
  • 冷めたステーキ(母親はわかっていない)吐いてしまう
  • マリの幻影

23:20〜ラスト

ホワイトスペースへようこそ!

  • 心の中に引きこもっている
  • 母親は自分に関心を持つことを望んでいる。
  • ヘッドスペースの地図
  • マリは怖い存在?マキマさんっぽい?
  • 児童相談所に目線で話す名越先生
  • ネバーエンディングナイトメアとの違い
  • 子供の頃の名越先生の顔ににている(息子にも似ている)

気になる点

リアルと夢の中を行き来する

始まりが、アンダーテールのような不思議な空間を冒険する異世界ファンタジーのような内容だった。

しかし、バジルの家に向かうと今までの雰囲気は一転する。

これ以上踏み込むことを許さない。誰かの意思が激しく拒絶しているが、この時点ではわからない。

再び、ホワイトスペースに突如戻させたオモリは、手に持っているナイフで自分を刺すしてしまう。

「また一緒に新しい思い出を作ろう、ね?」

バジルとの思い出がフラッシュバックし、目が覚めると暗い部屋にいた。

ここから、主人公の名前をつけて本格的に物語は始まる。名越先生はドキドキ文芸部でも使用していた「ボッチン」という名前をサニーにつけた。

自分の幼少期の顔に似ているようで、息子さんの顔にも似ているためか、サニーに対してどこか親近感が湧いてしまうらしい。

母親はネグレト思考?

リアルワールドに戻ってきて家の中を探索するのだが、改めて見ても母親の行動がどこかおかしいと感じる。

引っ越しの準備をするために、都会の方に一足早く一人で向かっている。

引きこもりを知っているなら、一緒に行ってあげるほうがいいはずなのにメッセージだけを残すだけ。

内容もしっかりした子だから、大丈夫でしょと投げやりな印象も強かった。

さらには、やることリストには「家事をしたくない」と書いており、母親に何かしらの問題があるとほんの一文だけだが推測されていた。

電気会社への通達の件も「やらかした」と言っているが、本当にうっかりのヒューマンエラーなのか、意図があったのか。

追い討ちをかけるように、サニーはお腹が空いたと何度も訴えている。

階段を降りることにトラウマを抱えている描写があり、一階へ行くことが困難な子供をたかが1日か2日であっても、目を離すのも如何なものだろうか?

これらの行動は解答は察するしかない、おそらくサニーの犯した罪を周りはしっかりと把握しており、バジルは大丈夫だよと言ってくれてはいるが、警察が絡んだことで発覚した。

当のほかの子供達は真相を聞かされていないから、なんであんなことになったの?と彷徨うことになり、家族は家族で「愛情」はあっても、どう接したらいいかわからない状態だった。

サニーに仲が良い友達にも挨拶してきたら?と軽く言えるところや、ステーキのような重いものを進めるあたり、サニー自身も「子供への関心が薄い」と思われても仕方がない部分が出てしまい、心の支えが夢しかない状態になるのかもしれない。

典型的なRPGの主人公タイプだが、パーソナルはしっかりと与えられておりラストに主人公の枷が外れた時が、このゲームの真骨頂だと個人的に思う。

お父さんいない理由

ゲームでは片方の親のみが登場して、特にお父さんの姿が見せないことなど不思議ではない。

理由とすれば「主人公と同じように冒険に出ている」、「住んで入るがタイミングよく家にいない」と、存在こそしているが描写がないことや、「すでに故人」と魔物に襲われたや事故にあったなど居ない状態でスタートすることもある。

それらは「行方不明に父を探す」という動機も加えて、主人公の旅立ちを促すことに利用されることもある。

OMORIでは、ダブルベッドがあるが「お母さんのベッド」とだけテキストが残る。

最初の時点では、空のバスケットが意味ありげに床に置いてあり、娘がいる=マリの部屋とも認識できるが、やはり夫婦の部屋であったことは間違いない。

二人のベッドだと言わない理由は、かなり前からお父さんは居なかったということと思われる。

「あなたにはマットレスが硬くてよく眠れない」

と、時折サニー視点ではないテキストが出てくる。このセリフの主は誰なのか?

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階段のばけもの

無数の手に、不気味な笑顔の黒い「なにか」

階段を降りることがトラウマと言うより、階段で起きた何かを怖がっている描写は割と序盤でも気が付きやすい点と個人的に感じる。

それは、戦闘後には階段の上り下りは普通にできるようになるし、他の家や公園の階段なども問題なく進めている。

例えばサニー小さい頃に転げ落ちたことがある。それにより頭を強く打った、骨を折るなど重傷を負うことがあった、だから降りるのが怖いと仮にあっても関係無いと思われる。

その証拠にホワイトスペースでも、かなりの数の階段は出ているので夢の中の世界とはいえ、精神世界に影響が出ていないことを見るとこれ自体がトラウマじゃない。

降りた先にある「とある部屋」はラスト周辺まで入れない、というかここだけは拒否が半端ないため、この部屋自体がトラウマだと察し、何があったのか?と紐解いていくのが今作の面白いポイント。

ばけものと対峙した際に、深く深呼吸をするイベントが発生する。

どんな困難が目の前で起ころうと、とりあえずは「深呼吸」して落ち着くことが大事なのだとゲームで教えてくれる。

鬼滅の刃で呼吸一つで戦局を変えられる可能性ができるほど重要な要素だが、メンタルが傷つけられる現代の人にこそ学んで欲しい当たり前の生きる力。

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ネバーエンディングナイトメアとOMORI

双方に似ているのは、夢の中を延々とループする点だ。

プレイヤーは「とある出来上がったストーリー」をなぞっていくだけだが、本人らはそのストーリーをなん度も繰り返している。

しかし、名越先生とスタッフの談では、

どうにもならないかというと、そうでもなさそうな気配はありますよね

そこが子供の心のまた柔らかさがあるから。

あの前のナイトメア(ネバーエンディングナイトメア)ってやつがあったじゃない?

あれは大人になってから自分と妹の近親相関願望的なものが、夢となって現れてくるから・・・

今じゃないっていうのがよくわかる。

でもこれ(OMORI)今やん。でもあの悪夢(ネバーエンディングナイトメア)は 大人になってから、なんとか悪夢から覚めたいという蠢きやから、

絶望感がずっとあるんですよね。

別に大人になったからでも救われるんやろうけど、 でもやっぱりカウンセラーなり人の手が必要じゃないですか?

(あのゲームは)その中での絶望 。

これ(OMORI)は、この現時点で10歳とか8歳とかそこがあるから、なんかまだ違う感じがすごいしましたね

大人と子供では鬱病への内容も違うし、フォローの仕方も間違えられない。

元々、無口系主人公のようなあまり感情を出すような子じゃないから、親も少しぐらい放っておいても大丈夫と解釈し、時間が経てば元通りに戻るだろうと関心を寄せなかった気もする。

母親も何かしらを理由つけて「逃げたかった」し、メンタルの支えを見失っていたと考えるとこれらの行動もおかしくはない。

親としての接し方は良く無いが、人としては腑に落ちる面だ。

最後に

リアルワールドになってからが名越先生の本領発揮だと楽しみにしていました。

サニーの部屋や家の中を改めて見ると、節々におかしな点はたくさんあり二週目だからこそ考察する点がこんなに豊富だったのだと気付かされます。

早く、ケルやヒロ達と出会い様変わりしたオーブリーを分析する動画を見たいですね。

来年も変わらずゲーム散歩しましょう。

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toonbeery'sの管理人です. ゲーム(プレステ・switch・steam・ソシャゲ)を中心に、 アニメ(広く浅く)・ドラマ・映画など強い先入観でレビューしたり気になるワードなど誰が得するの?な部分を調べたりしています。 イラストもたまに描いたりとやれるだけやって気ままに過ごしてます。 そういう雑多なブログなので、あしからず。 インドのパン「ナン」を心の底から愛するものなので、同志を求めます。 noteしてます https://note.com/coromo_art

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